映画「世界の果ての通学路」を見た

まあ、いわゆるひとつの「世界残酷物語」の系譜ですわな。地雷原のごとき象の巣窟を抜けて兄妹が学校に通う道すがら、妹が落とした水筒を完全な構図のカメラがアップで捉える。なんであらかじめここにカメラが置いてあるの???幾多のアクシデントの中、なぜかすべりこみセーフ!
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夕景

松山から羽田に飛ぶ翼を照らす夕陽。

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こんな景色を見せてくれる地球を、いつまでも残せるといいなと思う...

NHKスペシャル「老人漂流社会」

今放映しているNHKスペシャルの「老人漂流社会」。

電気が止まってるとか生活費がないとか言うけど、年金が十万円なのに家賃六万円のところに住んでるってそもそも環境良すぎるんじゃないかな。手取り十数万円で、自分で家を借りて暮らしている派遣の若者達だっているのに...(彼らが通勤の都合上都心に近い家賃の高いところにすまざるをえないのは事情としてわかるわけだし)
このじいさんが借りている家だって散らかし放題で台所も汚いし、料理の仕方も無駄が多そうだし、甘え過ぎなんじゃないのかなと思う。

朝から頭痛がしてしんどいとか言うけど、そんなの働いてる世代だってみんなそうだよ。饒舌でただひたすら言い訳が巧みな人みたいな感じがしてならない。

先日のネカフェに住んでる少女たちよりもずっと甘い環境に生きているのに、自助努力は必要は考えないんだろうか。年金の金額だってあらかじめ予測できてたわけだし...

うーん

映画「海を感じる時」を見た

中沢けいの小説「海を感じる時」との出会いは、当時中学三年生であった私にはとてつもない衝撃だった。内容は女子高生の性体験を赤裸々に綴った私小説ではあるのだが、この小説の凄さはそんな表面的なエロ要素にあるのではなくて、なんといっても澄み切った文体の透明感と、内面に斬り込んでいくような筆者の独白の鋭さの魅力にあった。

この小説に触れて以来、私はもっと本を読むようになったし、自ら文章を書く楽しみを得たのだが、ただ、これ以外の中沢けいの著作をひとつも読んでいないのは不思議なことだ。自分にとっては「海を感じる時」で彼女の世界が全て完結してしまっているということなのかなと思う。

今回、自らの来し方においても印象深い小説が映画化されたということで楽しみに見に行ったのだが、これは全く期待はずれと言わざるをえない出来上がりの悪さだった。

先ずキャスティング。数少ない登場人物が全て平成の顔立ちをしている。平成の顔立ちとは顎の力の弱いほっそりした造りだ。その対極にあるのが井川比佐志と言えば分かってもらえるだろうか。例えば堀ちえみや榊原郁恵や石野真子といった過去のアイドルは皆昭和の顔立ちをしていた。

昭和と平成の違いとはなにかと言えば、若い女性の処女性の有無だ。別に私は処女性が素晴らしいと言っているわけではないし、その点は誤解されたくない。別に昭和だったら未婚女性が皆処女だったか、不倫なんて世の中に無かったかといえばそんなことは全然ないわけだが、昭和の時代には女性に対する神秘性が残っていて、神秘のベールの向こうにあるからこそ惹かれてしまうような側面があった。今は全てが素通しのガラス張りのようで、スクリーンの中で高校生同士がセックスしようがなんだろうが別に誰も驚かなくなっている。

原作小説では女子高生のセックスやオナニー、未亡人である母との対立、社会規範との軋轢が実に衝撃的で、ともすれば三文エロ小説に堕してしまうような内容が、当事者によるその透明感のある文体によって高い次元に昇華されていた。特にセリフは最小限にしながら、筆者自身の独白が紡ぎ出して織り成す心象描写は映像化が極めて難しい題材であるなと、最初にこの原作を読んだ時に映画好きの自分はそう感じていた。

翻って今回の映画では独白を一切排して映像だけで表現しようとしたのだろう。それが可能だというとんでもない自負をいだいたかあるいは日本の脚本学校みたいなところでは「独白を使うな」とか教えていてそれを徹底的に守っているのか...(大ヒットした「アバター」は独白に始まり独白に終わる。独白は作劇上必ずしも悪ではない。)

原作の力強い独白を軽視しているから、映像はとんでもない大失敗を呈している。十代で文学各賞を受賞した少女の文章力を軽視して、監督(脚本家?)は自らの映像力を過信してしまったのだ。

だからセックスに到る一連の描写が現代のAVどころではなくて、昔日活が作っていた四畳半ポルノの次元にまで劣化している。率直に言いたい。セックスするなら男は全裸になるべきだ。シャツも靴下も履いて、パンツだけズラしてセックスなんてまともに出来るわけがないなんてことはみんな知ってるだろ?そんなパンツだけずらしたくだらない90秒のセックスシーンなんて見せられたって楽しくもなんともないし、中沢けいの小説に描かれていたのはそんな下らないセックスではない。

そういう意味では、最近の作品では「人のセックスを笑うな」は、結構良い線行っていたなと思う。

今年一番残念だった映画。最悪の映画ではないが、とても残念な映画だった。

テーブルマークのパックごはんの表示に対する「誠意って何かね?」的な考察

木場のイトーヨーカドーに行ったら、入口付近にテーブルマークのパックごはん10食入り袋が山積みになっていた。何でも在庫過剰の訳あり放出ということで一袋670円位で売っていたのだ。パック一つあたり70円以下で安いよなと、手に取って説明を見たところ...

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「国産米使用」と書いてはあるが、どこの県の米かは書いていないのである。そして「米どころ魚沼の自然に育まれた水でふっくら炊きあげました」と説明しているが、「水で」というところがミソで「米どころ魚沼の水」で炊いているだけであって「米どころ魚沼の米を」炊いたわけではないのだ〜!

米どころ魚沼の水だったら水質がいいかというとその限りではなく、なんだかおかしな文章である。

こういう誤解や誤読を誘うような書き方というのは良くないと思う。

そして1パックあたり180gしか入っていないし、全般的に消費者をダマしてやろう的な怪しい雰囲気がする。

今後テーブルマークの食材を買うときは良く注意したいと思う。

映画「フライト・ゲーム」を見た

久々に理屈抜きで楽しめる映画登場。メール画面の表示が実に上手いし(いちいちスマホの画面とか写してたらかったるくて仕方ないよね。このへんわかってない映画がすごく多い)、小道具多数の使いかたも巧みだ。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を見た

映画の最初、メロウなシンセの音がする...これはもしかして 10cc の "I'm not in love" じゃね?と思ったら果たしてその通りで、以降この映画のBGMは70年代のヒット曲オンパレードとなった。

トム・クルーズとキャメロン・ディアスの "Knight & Day" でまさかホール・アンド・オーツの "Private Eyes" が聞けるとは思ってなかったってのと同じくらいびっくりしたオープニングだった。

その後もランナウェイズの "Cherry Bomb" が流れたりと、オッサンにはたまらないBGM展開となったわけだが、最後にこれまたジャクソン5の "I want you back" で締めるとか、もうなんと言っていいかたまらない音楽演出にぶっ飛ばされた。

まあ、出だしが出だしだけに、音楽のコトばっかり気になってしまったわけだが、お話自体は原作を全く知らないために十分理解出来ていないところもあるかも知れないものの、「義侠心」とか「義を見てせざるは勇なきなり」みたいなのが西洋の人にもちゃんとあるんだなという所が面白いなと思った。

お笑いの部分については日本人にはわからないところが多いようで、私も全く笑える部分がなかった部類だが(まあ初代のウォークマンが出てくるとか、ヴィン・ディーゼルの声で "I am Groot." としか言わないけど、アライグマには何を言ってるか通じているみたいな「オバQのO二郎」的ベタな部分はともかく)、銃を受け取ったアライグマが "Oh! Yeah!" と言う辺りで外人から笑いが起きていたのは全く意味が分からずおいてけぼりを食ったわけだが、ギャグ意図はちょっと日本人には通じにくいものがあった。

ちなみに、エンドロールで出てきた音楽のタイトルは下記のとおり:

I'm not in love
Go all the way
Hooked on a feeling
Cherry bomb
Ain't no mountain high enough
Come and get your love
Mad scene from "Lucia di Lammermoor"
Escape (The Pina Colada Song)
Fooled Around and Fell in Love
Ohh child
I want you back

朝から親子丼

「三つ葉がなかったら親子丼なんか作るな」とは言うが、店に売ってなけりゃ仕方がない。ということでネギをちらしてごまかす。倍盛りつゆダクダクでおいしい。

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「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第4章」を映画館で見てきた

EP5で盛り上げてきた「ガッパ騒動」には後編EP6でどんなオチをつけてくるのかと思ったら、大山鳴動して鼠一匹的成り行きの上に、肝心のイングラムは麻酔弾を撃つだけの役目...Ms.ハラウェイみたいな年配女性のドアップと重々しいエンディング曲で終わる監督の真意はどこにあったのか...?

EP7は「スリムドカン」と題して、時限爆弾騒動に見舞われた特車二課の騒動を描くのだが、爆弾を探していたら隊員達のロッカーからあんなものやこんなものが出てくるぜ的な演出はこれはいったいどうした既視感。

悪い予感がどんどん現実味を帯びていく...「時間ですよ」を見ているような気分になってきた。

亀戸餃子は「かめど」じゃなくて「かめいど」と読むんだぜ〜

都営新宿線の大島駅に近い「亀戸餃子」の餃子二人前500円也。

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いや、うまいっす。

桃乳舎一日目〜カレーライス470円也

東京は日本橋小網町にある洋食屋「桃乳舎」。

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ある日この店のポークソテーライスに魅了された私は、食事メニューを全て食べることに決めて通い始めた。メニューの左上から順にローラー大作戦である。

通い一日目はカレーライス470円だ。このお店は相席がデフォルトなので、手だけ写っているおっさんは全くの見ず知らずの他人である。

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470円だから量が少ないのかとタカをくくっていたら、普通の盛りで驚きだ。辛くも無いし特段主張があるわけでもないが、まさにこれこそカレーライスという見た目と味のカレーライス。何も言うことはない。

メニューを追っていくとカツカレー、ハヤシライス、カツハヤシと、次々に魅惑的なメニューが並ぶ。明日はカツカレーである...

ちょっと笑ったコピペ

知り合いに「女ヶ沢」(メガさわ)という人がいる。
その上を行く「ギガ沢」なんていないだろうか、いるわけないじゃん、
なんて冗談を言い合っていた相手が、寺沢くんだった。

もうやんカレー京橋店でカレー食べ放題

京橋と言っても京阪電車の京橋じゃないよ。銀座線の京橋だよ。

午後、大手町で開催のセミナーがあったので、前々から憧れていたもうやんカレーに行くため京橋に寄り道。銀座線京橋駅から直結している東京スクエアガーデンのB1にお店はあるので大変行きやすい。

私が到着したときには既に一巡目は終わっていたのか、行列は消えていた。(しばらくしてまた行列になっていた)お店に入る前に1,100円を払って引換に青いお皿を一枚くれる。このお皿を使ってカレー食べ放題ということらしい。そして「お残しはゆるしまへんでぇ〜」という方針であることが伝えられる。

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ご飯は白米と黒米があり、その他炭水化物源としては、ふかしじゃがいもとスパイス味付きのうどんが提供されている。それ以外には野菜に、薬味はらっきょうなどが用意されていて全部取り放題だ。コーヒーとルイボス茶も飲み放題だという。(さらに200円追加するとドリンクバーの種類が増える。)

まずは黒米を真ん中に盛り、両側にポークカレーとビーフカレーをかける。肉は融けて消滅しているようだ。その上から20辛カレーをドバドバとかける。20辛カレーだけはレードルが小さくなっており、一回にたくさんかけられないようになっている。かなりすっぱいので、辛いのはともかく、これだけで食べるとあまり良くないかも知れない。

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カレーライスだけだと物足りないので、キャベツもどさーと乗せてみる。結果として、とても写真に撮れる見た目ではなくなってしまい、まずは食べることに集中する。

ポークとビーフのカレーの区別は全くつかなかったが、とりあえずとても美味しかったのですぐに一杯目を食べ終え、二杯目にかかる。二杯目はふかし芋とうどんにカレーをドバーとかける。これまた写真に撮れるような見た目にならず、撮影は断念。

二杯目もすぐ食べ終えて、ここらで一発野菜を食べたいということで、野菜だけ盛ってひたすら野菜を片付ける。

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ところで一杯目の途中あたりから私の隣にカップルが来てカレーを食べ始めたのだが、女のほうがほとんど食が進んでいない。というか、もういやいや食っているような雰囲気が醸し出ている。付き合いで仕方なく来てしまったのだろうか?男の方も食べるのがどえらく遅い。食べ放題のカレー屋に来てなにやってんだ...

それはともかく三杯目の野菜盛りもバリバリと食べ終え、四杯目はちょっと撮影用にきれいにまとめてみた。らっきょうとおくらがおいしい。

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私が四杯目を食っている最中にさっきのカップルの男のほうがお代わりを取りに行ったが、女のほうはまだ食っていた。いったいなぜそんなにゆっくり食うのか?何かに反抗しているのか?

結局カレーは三倍ほど食べてお腹は一杯になったが、思わず食べ過ぎて一杯になりすぎた。ご飯は水を吸って胃の中で膨らむので、だんだん苦しくなってきた。満腹感は夕方五時まで持続し、仕方なくソルマックを飲んだのであった。

というわけで、うますぎで食べ過ぎに注意しよう。

東西線大手町駅にて

中東改札口…
なんかきな臭い感じの改札口だな…

「桃乳舎」という洋食屋を見つけた日

東京で暮らし始めて一年、基本は弁当をつくっている私だったが、2014年は8月7日のこと、外食をしようと食べログを調べてみると「桃乳舎(とうにゅうしゃ)」という洋食屋が会社の近所にあることを知った。カナリの人気店ではあるが、お店は狭く、しかも混むのだという。

桃乳舎の店構えはこんな感じだ...

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相当に年季の入った建物である。大阪の北浜や淀屋橋にもこんな感じの建物がポツポツと残っているが、新陳代謝の激しい東京でこれは結構珍しい部類だと思う。

中に入るとテーブルは小さく席の間隔も狭い。お客はオッサンばかりで女性客はいない。要領がわからず立っていると、お店の女性が「相席でよければお好きなところにどうぞ」と言ってくれたので、適当な空き席に「すんません」と言いながら座る。テーブルの上には灰皿がおいてあり、カナリの率でタバコを吸っているオッサンが居る。最近では珍しい喫煙者志向のお店だ。

普通ならヘビー喫煙のお店は遠慮するところだが、私を引き止めたのはそのメニューだった。

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ハヤシライスやハンバーグ等と言った名前が並ぶメニューは魅力的である。しかも安い。ところでメニュー右端に書いてあるフライエッグとはいかなるたべものであろうか?これは謎だ、とても興味がある。

まず手始めにポークソテーを頼むことにした。混んでいる割には料理はすぐに出来て、安いから量が少ないのかと思っていたらそこそこ普通の量である。

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豚肉は小麦粉を軽くはたいてから程良く焼かれていて、軽くかかったソースもいい味である。脂身のちょっと焦げた感じもいい。ご飯の炊け具合も程よく柔らかくて柔らかすぎず、アツアツでおいしい。

これはおいしい。そして私はこの店のメニューを端から端までコンプリートすべく、毎日通うことを決めたのだ。

映画「ルーシー」を見た

いくら娯楽作品だとしても、科学的な素養が低すぎる。脳の活動が活発になったからってフォースが使えるはずもなく、それにあのスピードでウインドウを開けるパソコンは存在しない。基本的な部分で白けてしまうと、全部がダメになる好例。

映画「TOKYO TRIBE」を見た

ゴミ箱みたいな映画で実に素晴らしい。日本語とラップの相性の悪さとか、セットの軽さとか言い出したらいろいろあるし、露骨な「時計じかけのオレンジ」からの引用もどうかと思うけど、まあなんといっても清野菜名の体当たりパンモロ。これに尽きる。

奇跡は起こらないから奇跡。



なんとなく7時に起きようかと思ってパッと目が覚めたらちょうど7時だったなんてことは良くあることで…

残念な夕食「がブリチキン新橋店」の「骨付鳥」

ネットニュースを見ていたら、名古屋発のからあげ屋が新橋に出来ていて、そこではアノ「骨付鳥」も扱っているのだという。

「骨付鳥」と言えば、香川の一鶴である。今では大阪にも横浜にもあるけど、二十数年前には一鶴チェーンは香川県は丸亀に三店舗(駅前、土器川とあとひとつどこか)しかなくて、毎週のように新居浜から香川まで通っていた時期があった。そのにんにく胡椒辛い独特の味は、ビールにも合うしなんともやみつきの食べ物である。

東京で骨付鳥が食べられるなんてこれはいいなと思いながら、この「がブリチキン」という「つボイノリオ」みたいなノリの名前のお店に早速訪問。お店は新橋SL広場の近くにあって、透明なガラス張りの明るい店内は、からあげ屋とは思えないほどだ。

夕方6時半に到着すると、店内はほぼいっぱいで、カウンターに私一人が座れるスペースがあった。タイミングが良かった。カウンターの上には灰皿があって、ということはここは完全喫煙自由だが、幸いなことに店内にはタバコを吸う人がいないらしく、煙たくないのが良い。

メニュー構成は唐揚げがメインのようだ。唐揚げとか砂ずりとか100gを最低単位として注文できる。

まずは生中にトマトスライス、骨付き唐揚げと砂ずりを100gづつ、そして20分は調理にかかるという骨付鳥のひな鳥を注文。

ビールと一緒にキャベツが出てきた。お代わりは自由らしい。しかし、キャベツにはごま油塩ダレみたいなのがかかっている。こんなのかかってたら、骨付鳥の油をつけながら食うのに邪魔じゃん?で、あとで分かることだが、実はこの時のキャベツがクセモノだったのである。

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で、カウンターには箸置きが無いので困っていると、カウンターの下に箸入れの引き出しがあるのだった。

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ようやく探した箸でトマトスライスとキャベツを食いながらビールを飲んで唐揚げを待つ。

しばらくして出てきた唐揚げは濃い味の衣をまとっているが、湿気が強くて油切れも悪くベッタリとした食感である。別に美味しくないわけではなく、味も濃いのでビールが進む。

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そうこうするうちに登場した「骨付鳥」ではあるが、期待を大きく裏切るものだった。

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一鶴の骨付鳥はもう唇がやけどするくらいアチアチで油まみれなのである。そしてにんにく胡椒の濃い味付けなのである。しかしこちらの「骨付鳥」は、それほどまでに熱くはなく、しかもクミンシードとかローズマリーなどのスパイス&ハーブ的な香りづけである。衣も粉がもっさりとしているし、キャベツに付けて食えるほど油ギトギトではないのである。どんな名前を名乗ろうが自由だが、少なくともこれは私の知っている「骨付鳥」ではないし、いろいろな意味で誤解を誘ってしまう(知っている人は期待して食べに来るし、知らない人がこれを食べたら骨付鳥はこんなもんだと思ってしまう)。久々にがっくり来た夕食であった。

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意気消沈しつつ食べ終えてお勘定は3,426円である。レシートを見て驚いたのだが、最初に出てきたキャベツは有料のお通しだったのである。これはちょっとびっくりした。

すごく老化したと感じたとき

「エビちゃん」と言おうとして、「あぶちゃん」と言ってしまった。

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映画「ルパン三世(小栗旬主演版)」を見た

「ルパン三世」の漫画としての初出は1967年との事で、そうすると2014年現在においては、もう47年が経過していることになる。これだけ長きにわたって愛されてきた漫画・アニメとしては最長老の「サザエさん」がトップで、ルパンが二番目くらいで「宇宙戦艦ヤマト」「ガンダム」がその後に続く感じじゃないのかと思う。(「ゴルゴ13」も息は長いけど、あれって紙媒体以外ではあんまり成功してる感がないよね。)(後日註:これを描いた時点では「ドラえもん」の事を忘れていたけど、アレはもう声優が総入れ替えして画風も変わった時点で終わったよね。)

「ルパン三世」の最初のTVシリーズは1971年から始まっているのだが、ちょうどその第一話を見たのが小学3年生あたりだ。マジックハンドみたいなので峰不二子の服がビリビリに破れるシーンが大写しになったのを親と一緒に見た気まずさと言ったらなかったわけだが、その日以来ルパンは私の心に強く焼き付けられた。まあその後の「カリオストロの城」なんかはさらに別格なのだが、それに関しては今回これ以上触れるまい。

今回実写版ができたということで、実写版自体にはさほどの興味はなかったのだが、やはりキャスティングを含めてどのくらいの出来なのかは押さえておきたいということで、劇場に足を運んだのである。

しかし小栗旬を見ていると、つくづく日本人のスタイルはよくなったもんだと感心する。フランキー堺や加東大介とかを思うと隔世の感がある。(いや、フランキー堺や加東大介がスタイル悪いとかそういう事を言っているのではなくて、日本人がスタイルがよくなったという話だ。)

で、小栗ルパンの人物像は、やはり山田康雄ルパンが基準になっているようで、例の「あらーん」とか「ムッフーン」とか言いそうな雰囲気を漂わしながらも、恥ずかしくならないように抑えているようだ。で、どうしても各人物をアニメ版と比べてしまうのだが、次元はかなり似ているものの、ルパンより顔の幅が広いのはどうなんだろうとか、もうちょっとしゃくれている方がいいんじゃないかとか思った。また、五右衛門の長髪にウェーブかけたらよくないんじゃないかと思ったし、銭形は納谷悟朗のしゃべりを若干意識しているようだが、そのために滑舌がものすごく悪くなっているのが少々残念だ。そして最後にとても言いにくいことだが、峰不二子を語る上では避けて通れない問題、黒木メイサが寄せて寄せて寄せてどのへんから寄せているのかわからないくらい寄せて胸の谷間を作っているのは逆にそこまでしなくとも、もういっそのこと「今回は世界がリロードされているので誤差が生じて」とか開き直ったらいいじゃないかと思ったのだが、制作側はそうもいかなかったのであろう。なかなか悩ましい問題である。

映画は全体に第二シリーズのTV版を実写化したような雰囲気で、さらにアジアンテイストのアクションをかなり織り込んでいて、そこそこスピード感があるのだが、寄りの画が非常に多く、それでいてピントが甘くてコントラストも低く、さらに夜とか室内の場面が多いのでちょっと見づらい映像になっているのは残念だ。

それでも海外の俳優も違和感なく織り込まれているし、全体としては上出来なんじゃないかと思う。

でもやっぱり細かいところがとても気になる。特に、劇中ルパンが激昂したりマジのトレーニングをやったりしているのだが、そういう激しさとか密かな努力とかは一切見せずに「ムッフーン」とか、軽そうにさりげなくやり過してしまうのがアニメのルパンとその一味なわけで、そういうのが非常に気になるのである。

また、五右衛門が剣を振るう場面が数度あるのだが、やはり車は縦にまっぷたつに裂けて欲しいし、竹林はがさっと全部倒れて欲しい(その後のシーンで五右衛門が頭にたんこぶ作ってたらなおよし)。そういうバカバカしいシーンを「んなアホな」と思わせつつも実写に収めて欲しいところだが、やはりそれは難しいのだろうなあ...

細かいところは気になるが、全体としてよく出来ているとおもうので、ルパンが好きな人は見に行っていいんじゃないかな...

ところで今回、どこかの自称映画評論家がこの映画に100点満点の3点を付けて悦に入ってるらしくその文章も読んでみたが、その彼が言うほどこの作品はセンスの無い作品ではないと私は思った。

そいつが「矢島美容室」とか「三丁目の夕日」に70点付けてるとか、「テッド」には45点しか付けてないとかそんなことはくどくど言うまいが、この男が酷評するほどのひどい作品ではないと私は思う。
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simon64

Author:simon64
楽天から引っ越してきました。ヨタ話で世界を恐怖のタン壷におとしいれたいと思います。

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