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映画館で「宇宙戦艦ヤマト2199 第一章」を見てきた

「宇宙戦艦ヤマト2199」という番組が製作されているらしいことを知ったのがつい最近である。

1970年代に放映されたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のストーリーはほぼそのままに、キャラクターデザインや登場人物を若干変更しての完全新作アニメだ。昔の映像とかが入り乱れてキャラ造形も中途半端だった「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」とはちょっと違って正統派の雰囲気である。

見たいのは見たいのだが、なんか普通の地上波では放映してなくて、有線放送とかCSとかの有料チャンネルでしか見られないらしい。でも、劇場でも二週間限定で公開するということで、取り急ぎ見てきた。

場所はなんばパークスシネマ。18:10の回である。17:45の定時でソッコー会社を抜けだして、淀屋橋からなんばへ急行した。客の入りはまばらであるが、なんとなく気合が入っている雰囲気がする。なんばパークスシネマという映画館はなかなか良い映画館ではあるのだが、唯一の欠点はネットでチケットを予約するときに席を選べないことである。

ネットで予約するときには、最前列、中列、後列、最後列みたいなゾーンだけが指定できるのだが、細かい座席番号は劇場側が勝手に割り振ってしまうのだ。なので、一般的には良いとされている列のど真ん中の席から割り振られてしまうのだが、私は列のど真ん中の席は嫌いなのである。端っこのほうが、トイレに行ったりするときも、なにかと面倒臭くないからだ。

そういうわけで今日の私の席はシアター4のF-12という、上映効果的にはこれ以上無いほど理想的な席だったのだが、気乗りのしない席であった。そして上映一分前に席に行ってみると、なななんと 左隣のF-11 には若い男が座っていたのである。あのさあ、一個くらいあけてくれよなあ...

ということで、自主的に一個あけて、F-13に座ってしまう。F-13にも人が来たらいやだなあと思っていたが、最後まで誰も来ることはなかった。その点は良かった。もしも誰かが来たら、発券係に文句を言うつもりだったのだが。

映像はなかなかよく出来ているが、登場人物はみな優しげな平成の顔つきである。古代と島の人相はずいぶん変わっているが、沖田艦長、徳川機関長、佐渡先生、ミーくんの顔はかなり原型に近い。森雪と真田技師はなかなか微妙なところだ。髪の毛が変なハネ方をしている登場人物がいるのも現代のアニメタッチというところか。

まあ、「復活篇」に出てきた変な双子がいないのはよかったと思う。

制服のデザインは結構変わっているが、女性の服は依然としてセクハラタッチなピチピチコスチュームである。

音楽は原作にかなり近い、このへんも「復活篇」よりカナリよくなっている。特に冒頭の「無限に広がる大宇宙」という曲のスキャットは心に来る。オリジナルから最新作まで、全部リアルタイムで見られるなんて、生きてて良かったと思える瞬間である。ささきいさおも「宇宙戦艦ヤマト」だけで40年も歌手人生を引っ張れるとか思ってもなかっただろうな、他人ごとながらワシも嬉しいわ。(実際には「銀河鉄道999」の曲もあるけど)

戦艦群の描写もCGが手伝ってリアルになっている。ヤマトの主砲が回頭する時の質量感もいい感じだ。ただ、ゆきかぜ型が回頭する時の軽さはちょっとおかしいのではないかと思う。

相変わらず、世界最新鋭の宇宙戦艦を日本だけが製造している点は原作そのままで、やはりこの世界観は違和感が消しきれない。

ただ、ガミラス側の軍人がロシア語っぽい言葉をしゃべっていたが、あれで最後まで押し切るつもりなのだろうか?どのあたりから日本語に変えるのか不安である。「シェルブールの雨傘」で、いつから音楽なしでセリフで会話するようになるのかと思ってたら、最後までミュージカルだったときのような不安を覚える。

全般的にはディティールアップされているというのか、画の端っこに出てくるような機械の注意書きとか表示とかのリアリティもよくなっていて、オリジナルを知る者も感激できる作りである。

でも、光速を越える最新鋭の宇宙戦艦を建造できる時代なのに、講堂のマイクがキーンとか言ってハウリングしてたり、艦長室のドアが手で押したり引いたりするギィーっと鳴る手動式だったりというのが妙に面白い。設定の隅々まで時間をかけられなかったのだろうか。

船員が乗り込むところはもう少し集団を長く引きで撮ったほうが良かったのではとか、主砲の一発目は、やはり離陸したヤマトが敵の巨大ミサイルを粉砕する所まで撃つべきではなかったんじゃないのかとか、また声優陣も富山敬、納谷悟朗、永井一郎あたりの重厚さはなくて、ちょっと軽めなのも現代だから仕方ないのかななどなど、いろいろと思うところはあるけど、ヤマト好きには応えられない一作である。第二章は6月30日から二週間公開だそうだ。第一章は二話分まとめて上映だったが、第二章以降は四話分まとめての上映になるとのことである。全部で26話だから、第七章まであるわけだね。

今回の観客層はすばらしかった。エンディングの曲が終わって場内に明かりが付くまで、誰ひとりとして身じろぎもしなかったのが印象的であった。ただ、エンディング曲が終わる絶妙のタイミングで加藤茶みたいなクシャミをしたおっさんがいて、笑いをこらえるために思わず身悶えてしまった。

〜〜〜

ところで冒頭、遊星爆弾で汚染されゆく地球を見ていて複雑な気分になった。「ヤマト」では地球を汚染しているのはにっくきガミラス人である。しかし、今、民主党と役人共、そしてその手先の電力会社の手によって日本の国土が放射能で汚染されようとしているのである。実に不愉快だ。最悪の敵が身内にいるとはなんたることか...
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物欲に悩まされる日々の記録。

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